SEX therapist 佳菜子の部屋

女性の性に寄り添う婦人科医のお部屋です♡

「妊活入門 妊活、てなにすればいーの??② 生活習慣・運動と食事編」

 こんにちは♡

SEX therapist 佳菜子です♡

 

前回のおさらい。

妊活は3本柱で考えます。

①生活習慣の見直し、

②適切な時期にタイミングをとり、

そして、

③高齢の方や不妊リスクのある方、タイミングをとっても一定の期間妊娠に至らない方は、クリニックを受診して不妊スクリーニング検査を受けることを検討します。

 

一つ目の

生活習慣の見直しについてお話します。

生活習慣の見直しも、3本柱で考えます。大事なのは、①体重、②運動、そして③食事です。

 

今日は②運動と③食事です!

 

 

 

まず運動です。

みなさん、運動してますか~?

忙しくてなかなか習慣的に運動をできていないという人は多いですよね?

 

運動は妊娠に関係あるのか?

ずばり、ありま~す!

 

ウォーキングなどの穏やかな運動は、妊娠率をupさせることがわかっています!

そして、その時間が長ければ長いほど、妊娠しやすくなります

 

運動の目安は一日30~40分ほど、ウォーキングやゆっくりとしたサイクリングなどを毎日行うか、もしくは週に1度、150分程度の、同じように緩やかな運動を行うようにしましょう。

 

男性注目!

また、運動習慣のある男性は、運動しない男性に比べ性機能が高く、勃起障害のriskも低いことがわかっています。

平日はカップルで一緒にお散歩にでかける習慣をつくり、休日は一緒にサイクリングやゴルフ、トレッキングなんて趣味を作れば、ふたりの親密度も上がったりなんかして、いいことづくめですね♡

 

一方で、アスリートが行うような激しい運動では、運動の時間が長くなればなるほど、妊娠までの期間が長くなることがわかっています。あまりに過度な運動は控えましょう。

 

ただし!肥満女性の場合は、おだやかな運動でも、激しい運動でも、どちらでも妊娠率がupします!

つまり、肥満女性は一に運動!二に運動!とにかく運動しましょう!

 

 

運動

 

 

はい、食事です★

 

見直すべき生活習慣の最後は、大事な食事です。

…といっても、実は、細かな注意事項よりも、とにかく三食しっかり、なんでもバランスよく食べることが大事です。厚生労働省の食事バランスに関する指針を参考にしてみて下さい。適切な一日分の食事量が示されているので、ご自分で調べてみてください。意外に、朝昼晩の食事でカロリーや栄養素が摂れておらず、お菓子に頼ってしまっている方がいると思います。

 

でも、みなさん、気になるのそこじゃないですよね(笑)

あります。ちゃんと。食べた方がいいものとか、控えた方がいいものとか(笑)

 

強いて細かいことを言えば、妊娠しやすい食生活というのが明らかになっています。

これです!

 

 

食事バランスガイド 妊娠しやすい食生活

 

どれも、美容に意識の高い女子ならなんとなく知ってそうですね(笑)

美容にいいことは妊娠にもいいのか…なるほど。

 

まず、①では、白い生成されたお米や砂糖ではなく、雑穀米や黒糖なんかを食べようね。ということですね。

②の、不飽和脂肪酸は、植物オイルやナッツ類に含まれる脂質で、トランス脂肪酸はマーガリン、一般的なお菓子、ファストフードに含まれる脂質です。

私、レトルトカレー結構好きなんですが、ルウにかなりのトランス脂肪酸が入っているようです(笑)

③.日本人は特にタンパク質の摂取量が不足しているといわれています。大豆などの植物性タンパク質の方がよりお勧めですが、肉や魚などの動物性タンパク質もしっかり摂るようにしましょう。

④。味付きの調整乳や、低脂肪乳は控えましょう。

⑤はそのままですね。水をたくさん飲むようにしましょう。

 

あれ?コーヒーとかは??
…ですよね(笑)

次回、コーヒー、アルコール、それと特に気にして欲しい栄養素についてお話します★

 

元町・中華街、女性医療クリニックLUNAネクストで、SEXのお悩みを女性性機能外来で診療中です♡